膝かぶり、繋が固い、クラブフットなど、屈腱拘縮症は日本の馬産の大きな問題です。
牧場によっては、発症率がかなり高く、発症機序・発症要因が、
牧場環境または飼育管理に大きく依存していることは間違いなさそうです。
しかし、出てしまったものは治療しなければなりません。
筋弛緩剤(ロバキシン)を長期飲ませたり、装蹄療法、運動制限、栄養制限などで対応してきました。
最終的には切腱術の手術の対象となってしまう場合もありますがうまくいかないことも多いのです。
ところが!大発見してしまいました。
これまで違う目的で投与してきたものが 「繋ぎをやわらかくしてくれる効果があるよう」なのです。
(実使用例)
①平成19年秋 350kg、9ヶ月馬に使用。繋ぎ固かった!
フレックスKを1日1回、約20cc投与。2週間目くらいに良化しはじめ、約1ヶ月で改善した。
②440kg、1歳馬に使用。繋ぎが固かった。
フレックスKを1日1回、約50cc投与。約1ヶ月で改善できた。
③445kg、1歳馬に使用。繋ぎが固かった。
フレックスKを1日1回、約50cc投与。約2週間で改善できた。
など実際に使用してきて、ここ数ヶ月繋の固い1歳馬、2歳馬、完全な突球の2歳馬に投与してきましたが、
1ヶ月ほどでその結果が出て、見違えるように繋の角度が寝てきました。
どうしてこのサプリメントが屈腱拘縮症の症状を軽くするのか、まだ分かっていませんが、
現在生産馬の大きな問題である屈腱の拘縮の治療の補助としては効果が期待できると思う。